インプラントの費用は実際どのくらい?その内訳は?
- 2024年10月17日
- お知らせ
インプラント1本あたりの費用相場はどのくらい?
インプラント治療は、その高い精密性と機能性から多くの患者さんに選ばれていますが、治療にかかる費用は患者さんにとって決断する大きな要因の一つです。一般的に、インプラント1本あたりの費用は30万円から40万円程度が相場とされています。この費用には、手術費用、インプラント体(人工歯根部分)、アバットメント(つなぎ部分)、そして上部構造(人工歯)の費用が含まれています。
費用は、治療の内容、難易度やクリニックによって異なる場合があります。例えば、前歯と奥歯では大きな価格差はないものの、技術的な難易度や必要な処置によって費用は変動することがあります。インプラント治療は骨にインプラント体を埋入するため、骨のないところにはインプラント体は打てません。そのため骨を作るような処置(骨造成)が必要になるケースがあります。そうなると難易度も上がり骨を作る処置もプラスされることから費用も上がっていくことがあります。
前歯のインプラントの費用
前歯のインプラント治療の費用は、約30万円から40万円が一般的です。検査や診断料は15,000円〜、手術費用が150,000円〜、上部構造(人工歯)の費用が50,000円〜が目安となります。
前歯は審美性が特に重要な部位であるため、人工歯の見た目を整えるためのコストがかかる傾向があります。また、前歯のインプラント治療は技術的にも高度な技術が求められます。
審美領域のため歯茎の見え方やボリュームなど、歯茎の形を整える処置も必要になるケースもあります。その分難易度も上がります。
奥歯のインプラントの費用
奥歯のインプラント治療の費用相場も、前歯と同様に約30万円から40万円程度です。奥歯のインプラントは、失われた歯の機能を回復させることを目的としており、特に噛む力の回復が重要です。インプラントは、自然の歯と同等の強度で咀嚼を可能にし、発音の改善や顔の形状維持にも貢献します。
インプラント治療にかかる費用の内訳
インプラント治療の費用は複数の要素で構成されています。それぞれの内訳を以下に説明します。
1. 検査・診察料
インプラント治療の第一歩として、口腔内の状態を詳細に確認するための検査と診察が行われます。この段階で、レントゲンやCTスキャンを用いて、骨の量や質、神経の位置などを詳細に把握します。しっかりと患者さんへのカウンセリングを行うことがとても重要です。
2. インプラント本体
インプラント本体は、顎の骨に埋め込まれる人工の歯根であり、主にチタン製が使用されます。チタンは高い生体適合性を持ち、拒絶反応が少ないため、長期的に安定して使用されます。費用は、材料の品質やメーカーなどによって異なります。
3. 上部構造
インプラント体がしっかりと骨に結合したら、上物の話になります。上部構造(人工歯)は、インプラントの上に取り付けられる部分で、セラミックやジルコニアなどの高品質な材料が使用されます。審美性と耐久性を兼ね備えた素材が使用されるため、この部分の費用も大きな割合を占めます。
4. インプラント埋入手術
インプラント埋入手術は、人工歯根を顎の骨に埋め込むために行われます。この手術には高度な技術が必要であり、費用はその難易度や治療時間によって異なります。
5. メンテナンス
インプラント治療後は、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。インプラントは不適切な清掃だったりすると歯周病に罹患します。インプラントの周囲の組織を健康に保ち、治療の長期的な成功を確保するために、クリーニングや定期検診が行われます。
インプラント治療の費用が高額な理由
インプラント治療が高額である理由は、いくつかの要因に起因します。
- 高品質な材料の使用
- 審美性と耐久性を求められる上部構造
- 最新設備の導入が必要
- 衛生管理の徹底
- 保険診療が適用されない
インプラント治療の費用を抑える方法
医療費控除の活用
医療費控除制度を利用することで、インプラント治療の費用の一部を税金控除として還元することができます。医療費が年間10万円を超えた場合、確定申告で医療費控除を申請することで、所得税の軽減が期待できます。
まとめ
インプラント治療の費用は、1本あたり30万円から40万円が相場で、決して安価なものではありませんが、値段相応のメリットも多いのもまた事実です。失った歯を補う材料として、機能や審美性に優れ満足のいく費用対効果の高い治療と言えます。
ご検討やお考えの方はぜひお電話やWEB予約よりご連絡下さい。ご相談だけでも結構ですのでお気軽にどうぞ。