セラミックって何がいいの?ジルコニアとは?メリット・デメリットを解説!
- 2024年12月5日
- お知らせ
みなさん、こんにちは!
今回は「セラミック」や「ジルコニア」といった歯科治療でよく聞く言葉について、わかりやすくお話ししていきます。「聞いたことはあるけど、実際はよくわからない」「本当にいいものなの?」という方も多いのではないでしょうか?選択するメリットやデメリットも含めて解説しますので、ぜひ参考にしてください!
セラミックとは?
まず、「セラミック」とはどんなものなのかを簡単にご説明します。セラミックは、歯科治療で使われる人工の陶材のことで、特に詰め物や被せ物(クラウン)として広く使用されています。天然の歯に近い色や質感を持っているため、審美性がとても高いのが特徴です。
銀歯(メタルクラウン)は、保険適用の範囲内で多く使用される治療法ですが、金属アレルギーのリスクや、適合の悪さや精度の問題から二次的なむし歯のリスクが高いのが課題です。一方で、セラミックはこれらの問題を解消する選択肢として注目されています。
最近では、さらに強度と審美性に優れたジルコニアという素材が注目されています。これについては後ほど詳しく説明します!
セラミックを選ぶメリット
1. 見た目が美しい
セラミックの最大のメリットは、見た目が自然なことです。天然歯に近い色や透明感を再現できるため、治療箇所が目立ちません。特に、前歯など笑ったときに見える部分の治療には最適です。
2.メタルフリーでアレルギーの心配がない
銀歯は金属アレルギーの原因になることがありますが、セラミックは金属を含まないメタルフリーの素材のため、アレルギーの心配がありません。また、歯ぐきの黒ずみを引き起こすリスクもなく、健康的な治療が可能です。
3. 汚れが付きにくくむし歯リスクも下げられる
セラミックは表面が非常に滑らかで汚れやプラークが付きにくい特徴があります。そのため、むし歯になるリスクや歯肉炎、歯周病になるリスクを下げることができ、長期間清潔に保つことができます。
4. 耐久性が高い
セラミックは硬度が高く、適切に作製すれば長期間使うことができます。特にジルコニアは耐久性が抜群です。
セラミックのデメリット
一方で、セラミックにもデメリットはあります。以下を理解した上で選ぶことが大切です。
1. 費用が高い
セラミックは保険適用外になることが多く、銀歯などの保険治療に比べて費用が高くなります。
2. 割れるリスクがある
非常に硬い素材ではありますが、強い衝撃が加わると割れてしまうことがあります。ただし、ジルコニアはこの点で非常に優れています。
ジルコニアとは?
セラミックの中でも、最近特に注目されているのがジルコニアです。ジルコニアは、正式には「酸化ジルコニウム」と呼ばれるセラミックの一種で、非常に硬くて丈夫な素材です。
ジルコニアの特徴
-
圧倒的な強度
ジルコニアは、従来のセラミックよりも格段に強度が高く、奥歯やブリッジなど負荷がかかる部位にも適しています。 -
審美性の向上
最近のジルコニアは透明感があり、従来のセラミックと遜色ない審美性を実現しています。 -
金属を含まない
金属アレルギーの心配がなく、歯肉の黒ずみも起こりません。
セラミックと銀歯の比較
特徴 | セラミック | 銀歯(メタルクラウン) |
---|---|---|
見た目 | 自然で目立たない | 金属色で目立つ |
アレルギーの心配 | なし(メタルフリー) | あり(金属アレルギーの可能性) |
強度 | 高い | 高いが、セラミックに劣る場合も |
清潔性 | 汚れが付きにくい | 劣化をし汚れが付きやすくなる事も |
費用 | 比較的高価 | 保険適用で安価 |
どんな方におすすめ?
- 自然な歯の色を求める方:審美性を重視したい場合はセラミックがおすすめです。
- 金属アレルギーが心配な方:どちらも金属を含まないため安心です。
- 再治療をできる限り最小限にしたい方:二次的なむし歯のなりにくさはセラミックの強みです。
まとめ
セラミックやジルコニアは、従来の銀歯や保険治療とは異なる多くのメリットを持っています。特に審美性や耐久性を重視したい方におすすめの治療法です。ただし、費用や治療にかかる手間も考慮して、適切な選択をすることが大切です。
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