歯医者さんの医療費控除について徹底解説!
- 2024年10月17日
- お知らせ
医療費控除とは
医療費控除は、その年に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税や住民税が軽減される制度です。歯科治療においてのセラミック治療や審美治療、インプラント治療などは保険適用外ですが、医療費控除の対象になります。申請すれば、支払った医療費の一部が戻ってくる可能性がありますが、材料や目的によっては対象外となることもあります。
申請が必要で、申請をしないと還付は受けられません。治療費や医療費控除について、当院スタッフが詳しくご説明いたしますので、ぜひご相談ください。
医療費控除のポイント
・1年間に支払った医療費が10万円以上の場合に申請可能
・所得が200万円未満の場合、総所得の5%を超えた分が対象
・生計を共にする家族の医療費も合算可能
・公共交通機関の通院費も含められる
・確定申告が必要
・デンタルローン利用の場合、その年が対象
・5年間さかのぼって申請可能
・所得の高い家族が申請すると、税軽減が大きくなる可能性がある
・ローンやクレジットカード払いも対象
医療費控除の対象になる費用の計算
医療費控除対象額(上限200万円)
※年収200万円未満の場合は、10万円ではなく総所得の5%を差し引いた額になります。
医療費控除で戻ってくる金額の計算
還付金額は、所得税率に基づいて以下の計算式で求めます。
還付金額
所得税率表
所得金額 | 税率 |
---|---|
195万円以下 | 5% |
195万円超~330万円以下 | 10% |
330万円超~695万円以下 | 20% |
695万円超~900万円以下 | 23% |
900万円超~1800万円以下 | 33% |
1800万円超~4000万円以下 | 40% |
4000万円超 | 45% |
申請に必要なもの
- 医療費の領収書
- 医療費のお知らせ(医療費通知)
- 通院時の交通費のメモ
- 源泉徴収票(原本)
- 確定申告書
- マイナンバー
- 保険金等で補填された金額がわかる書類
- 医療費控除の明細書
- 印鑑
- 還付金の振込口座(申請者名義)
申請方法と手続き
- 税務署に直接提出
- 郵送提出
- インターネット(e-Tax)でオンライン申請
提出期限
医療費控除の申請は、確定申告の締め切りは毎年3月15日ですが、5年間さかのぼって申請が可能です。5年後の12月31日まで申請できますので、期限前に必要書類を揃えておきましょう。