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歯科コラム

歯周病と認知症の関係しぶや歯科医院|富士見市鶴瀬駅の歯科・歯医者|しぶや歯科医院|駐車場完備

歯周病と認知症の関係

— 歯ぐきの炎症が脳の健康にも影響するって本当? —

「最近テレビやSNSで、歯周病が認知症と関係あるって聞いたけど…本当?」

こんな疑問をお持ちの方は多いと思います。

確かに、歯周病(慢性の歯ぐきの炎症)と認知症のリスクに関連性がある可能性が、複数の研究で示されてきました。

ただし、単純に「歯周病があると絶対に認知症になる」と断言できるわけではありません。この記事では、最新の研究を踏まえつつ、よくある疑問をわかりやすくFAQ形式で整理していきます。


歯周病ってどんな病気?

歯周病=慢性的な炎症の病気です

歯周病は、主に歯周病菌による感染が原因で歯ぐきや歯を支える骨に慢性的な炎症が起こる病気です。多くの成人が何らかの段階で歯周病を経験するといわれています。

症状は、

  • 歯ぐきから血が出る

  • 歯ぐきが腫れる

  • 口臭が気になる

    といった比較的軽いものから始まりますが、痛みが少ないため見逃されがちです。


よくある質問(FAQ)

歯周病があると本当に認知症になりやすいの?

結論:必ずなるわけではありませんが、関連性は複数の研究で示されています。

複数の疫学研究で、歯周病が進行している人は認知機能が低下しやすい傾向が見られています。実際に、ある大規模な追跡研究では、慢性歯周炎の人は認知症(特にアルツハイマー型認知症)発症のリスクが高いという結果も報告されています。

これは因果関係が確定したという意味ではなく、「関連性がある可能性が高い」という段階です。


歯周病が脳にどんな影響を与えるの?

ポイントは以下の3つです:

① 歯周病による炎症が全身に広がる可能性

慢性炎症が全身の炎症レベルを高め、脳の炎症とも結びつく可能性が指摘されています。

② 歯周病菌の成分が検出された報告

研究では、アルツハイマー型認知症の脳組織から、代表的な歯周病菌の成分が検出される例があるという報告もあり、歯周病菌由来の物質が脳へ移行する可能性が議論されています。

③ 噛む力の低下が脳の刺激を減らす?

歯を失うと噛む力が低下し、食事の質や脳への刺激が変化することで認知機能低下に間接的に影響する可能性もあります。


じゃあ、歯周病治療をしたら認知症は予防できるの?

現時点では「予防できる可能性がある」と考えられています。

歯周病治療によって口腔内の炎症レベルが下がると、

  • 全身の慢性炎症負担が減る

  • 噛む力や栄養状態が改善する

    といったメリットがあり、これらが結果的に認知症リスクを下げる可能性があると考えられています。

ただし、直接的な予防効果を「確実に保証する」段階には至っていません。


今日からできる歯周病対策(そして将来の健康へ)

日常の口腔ケアが基本

歯周病のリスクを下げるために、まずは毎日のケアが大切です:

  • 正しいブラッシング+デンタルフロスや歯間ブラシ

  • 定期的なプロのクリーニング

  • 歯ぐきの腫れや出血を見逃さないこと

これらは虫歯予防・歯周病予防だけでなく、将来の全身の健康を守ることにもつながる可能性があります。


まとめ|お口の健康が未来の安心につながります

歯周病と認知症の関係は、研究が進むにつれて注目されているテーマです。

現時点では、

  • 「歯周病がある人は認知症リスクが高くなる可能性がある」

  • 「炎症や歯周病菌、噛む力低下のメカニズムが複合的に影響するかもしれない」

といったところまでがわかっています。

だからこそ、

「痛くなるまで歯医者に行かない」ではなく、

今のうちにお口の健康を見直すことが、将来の安心につながる可能性があります。

・歯ぐきの出血や腫れが気になる

・噛みにくさや口臭が気になる

・最近歯科検診に行っていない

このような方は、ぜひお気軽にご相談ください。

しぶや歯科医院では、

患者さん一人ひとりの生活習慣やお口の状態に合わせて、やさしく丁寧な説明と治療を行っています。

歯周病や認知症リスクが気になる方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

引用・参考文献